「ヘルパンギーナ」「RSウイルス」が流行中です
こんにちは。
最近、おうちのかたもご存じとは思いますが、
ニュースや新聞で夏の感染症「ヘルパンギーナ」が大流行している事が報告されています。
それに加え、「RSウイルス感染症」も流行していると県は報告しています。
どちらも感染力が強く、幼稚園や保育園などの施設内感染に注意が必要です。
ヘルパンギーナとは、突然の発熱とのどの痛みから始まります。
コクサッキーA群というウイルスが原因で、くしゃみや咳などの飛沫感染や、
うんちなどに触れることによっても感染します。
◆症状
・38~39度台の発熱
・飲んだり食べたりするのを嫌がる(のどの痛み)
・口やのどの奥にブツブツが出る(水疱)
◆潜伏期間
・3~6日
◆感染経路
・飛沫感染 ・接触感染
◆治療方法
・ウイルス感染症のため特効薬はなく、対症療法になります。(解熱剤、トローチの処方など)
◆感染対策
・十分な手洗いと手指消毒
◆登園基準
・普段の食事が摂れるようになってから
(熱やのどの痛み、下痢などの症状がある場合はお休みしましょう)
※回復後も飛沫や鼻汁からは1~2週間、便からは数週~数カ月ウイルスが排出されるので、おむつの排便処理の際には手袋をして、必ず手を洗い、取り扱いに注意しましょう。
RSウイルス感染症とは、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。
秋頃から初春までが流行期ですが、近年は季節に関わらず流行がみられるようになっています。
非常に感染力が強く、何度も感染と発病を繰り返します。
◆症状
・咳(ゼーゼー、ヒューヒュー)
・鼻水 ・発熱 など
・赤ちゃんや乳幼児が罹ると始めは軽症でも
喘鳴や呼吸困難などの症状が出る場合があるため注意しましょう。
◆潜伏期間
・2~8日(4~6日症状が出やすい)
◆感染経路
・飛沫感染 ・接触感染
◆基本は対症療法
・症状を和らげるため咳止めなどのお薬が出る時があります。
◆感染対策
・こまめな手洗い ・咳エチケット
◆登園基準
・呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと
厚労省「保育所における感染症ガイドライン」参照
これからの季節は、体力の消耗の激しい時期でもあります。
子ども達には、毎日たくさん遊んだ分、食事・睡眠をしっかりとり、夏風邪に負けない身体づくりをしてほしいと思います。
当園のすくすくだよりでも、その他の夏の感染症について載せています。
ご覧ください。