げんきっこコラム「子どもの応急手当」

こんにちは。げんきっこ看護師 滝口です。

 

明日から4月ですね。
ぽかぽか陽気が続き、お外で遊ぶ機会も増えてきたと思います。

 

 

前回、「子どもにおこりやすい事故の予防」について
お話させていただきました。

 

今回は、

「子どもの応急手当」
(きず・頭部のけが・打撲・捻挫・骨折)

についてお話したいと思います。

 

応急手当と聞くと、けがをした時に絆創膏を貼ったり、
包帯を巻いたり…などが思い浮かぶのかな、と思います。

 

この他にも、まだまだたくさんご家庭でも実践できる
応急手当法があるのでぜひ参考にしてみてください。

 

 

この他に、目に見える外傷などがなくても
子どもが何かを訴えて泣いている時、ありますよね。

 

皆さんは目の前で子どもが泣いていたら
どんな声がけをしますか?

 

 

「大丈夫?」と聞くと、子どもは、
「うん」と答えがちです。

 

子どもの様子を観察、確認するときは、
「お腹痛い?苦しい?」「頭痛い?」
「ここ?(痛そうな部位に手を当てる)」などと、
ひとつひとつゆっくりと痛い箇所、苦しい箇所を探しましょう。
できるだけ身体に手を添えながら優しく聞いてあげましょう。

子どもに安心感を与えるため、落ち着いた態度で接することが大切です。

 

 

 

子どもは、おうちの方や周りの大人にとって
思いがけない行動や反応をしますよね。

 

もし、事故やけがをしても、適切な手当てを素早く行うことで、
子どもの生命を守り、けがの悪化を防ぐことができます。

 

慌てず、落ち着いて手当をしてあげてください。
また、一人で難しいときは周囲へ助けを求める、
電話する、救急車を呼んでもかまいません。

 

受診して異常がなければそれで安心ですし、
助けようとする気持ち、行動が
大切なのです。

 

迷ったときは、何もしないよりは
行動すべきだと講習を受けて思いました。

 

 

子どもを守るのは、大人です。

 

 

次回は、誤飲・誤嚥(ごえん)についてお話したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

参考資料

日本赤十字社 赤十字幼児安全法講習教本
部位別に見た止血法 総合情報サイト【ベビカム】
各逓信病院の取り組み これからの正しい創傷治療